12月21日(月)…
2020年12月21日 月曜日の星空指数(夕陽の丘公園など)
★★★★★:星5つ(星空の観測に最適な状態)
12月21日、約800年ぶりとなる肉眼で観測可能な木星と土星の大接近となったこの日、白樺高原にある夕陽の丘公園では、この800年ぶりの天体ショーのためとでも言うかのように素晴らしく晴れた夜空となった。
実際に今回のように木星と土星が接近して見える現象は紀元後の2000年ほどの歴史で3回目となる、前回は約400年前で今回と同程度に近づいて見える状態ではあったが、そのときには残念ながら太陽に近い位置での現象であったため、この現象を目撃できた人はいなかったであろうと思われる。
その前にあったのが西暦1226年でこれが約800年前となる。
実際に冒頭の動画を大きな画面で見ていただくと(4k配信ができないため画質が悪く判りづらいですが)最初は2つの光が離れているように見えるのだが、次第に一つになって沈んでゆくのがわかる。
また、木星と土星以外にも多くの天体が夕陽の丘公園をはじめ白樺高原=星空高原の各所で確認できた。
上の写真でも左端に見える天の川やこと座にベガ、りゅう座とこぐま座、北極星と様々な星が見える。
次に移動したのは女神湖から近い位置にある道路上。
ここからは美しい形の蓼科山と昇ってきたばかりのオリオン座が確認できる、お気に入りのポイント。
冬はスキー場に灯りが灯るが、その光にも負けずにきれいな星空が広がっている。
最後は蓼科第二牧場。
いつも撮影している朝日の丘公園側ではなく少し下った先にある牛乳専科もうもう前。ここからは佐久平の夜景や浅間山も近く感じられ、それでいて上空の星空もきれいなのでおすすめである。
ただし、すぐ横の道路では車が通ることが多いのでその灯りは気になるかもしれません。
ちなみにこのポイントでは約2年前に竹らんたんのほのかな灯りと夜景、星の光をかんじるイベント「冬夜の瞬き」を実行した場所となる。そのときには本当に雪がなく準備などに大変な苦労をした思い出があります。